はじめまして、ふれけあ店主の黒川結子です。
1996年に独立し1人サロンを開業。
興味の涌くことはいろいろあるけれど、仕事は理容ひとすじ!
理容師なのでシェービング以外にも、髪のカット、パーマ、アイロン、カラーなど、当然ですが行ってきました(います)が・・・
理容師3年目を過ぎたころから、ご来店するお客様の変化に気が付くようになりました。
「今日は元気そう!」「あれ、今日はずいぶん元気がないな」「なにか辛いことでもあったのかな?」と、表情からというよりは、顔色や、頭皮や肩周りの感触、お客様の発する空気感から、そんなことを感じるようになり、ならば、少しでも元気になってお帰りいただきたいとおもい、2000年からはリラクセーション力を高めたメニューを主体に行っています。
人が人の手の温もりによって元気になれること、気取らずに入れるサロンであること、そんな日常に寄り添うことができる理容室として存在したいと、国家資格の理容仕事に枝づけできる癒し技術を、今もなお更新中です。
技術資格
- 1989年 理容師免許-国家資格-
- 2002年 トータルヒーリングボディケア取得
- 2015年 シェーブマイスター 一般社団法人日本シェーブマイスター協会(JASMA)認定
- 2017年 理想ボディメイククリエイター®︎認定
衛生管理
- 1993年 管理理容師
- 2016年 エステティック衛生基準eラーニング修了 公益財団法人 日本エステティック研究財団認定
- 2016年 日本化粧品検定3級 一般社団法人日本化粧品検定協会
- 2016年 理容衛生管理者習得 一般社団法人 日本衛生管理協会
脱がない全身リラクゼーションエステへの思い
私は、2005年に子宮頸ガンと、診断されました。
その半年後、鎖骨下リンパ(ウィルヒョウ)への転移が見つかりました。
手術と放射線治療を行い、10年たった今「ガンは消えた」と担当医師にも言われています。
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おかげさまで、のんびりペースではありますが、20年営業してきた理容室を続けているところです。
しかし、放射線治療には、次のようなリスクがあると、放射線担当医から聞かされていました。
- がん細胞のほかに、正常な細胞も破壊するので、場合によっては膀胱壁も穴が開くことがあります。
- 仮に、治療後すぐには大丈夫でも、5年後10年後に穴が開くこともあります。
- 放射線治療で破壊されたところは、悪化することはあっても、良くなることはありません。
そうは言っても、生き延びるためには、放射線治療をするしかなかったわけですが。
術後、5年が経過したころだったでしょうか。
だんだんと、放射線治療後の不都合を感じ始めました。
- 左鎖骨部の冷え感が激しく、痛みを伴うほどで、左肩から指先までは常に冷え切っている
- 立っていても寝転がっていても、身体が旋回しているように感じ気持ち悪い感覚
- 左側の骨盤前後が中で鷲掴みにされた感じの痛みを感じる
など・・・
放射線を当てた個所の冷えは、表面の皮膚ではなく内側に起こっている感じなんです。
まるでコンクリートに触れているみたいに。
その辛さは、自分の力ではどうにもできず、とあるリラクゼーションサロンに出向きました。
私はもともと、強いマッサージが苦手でしたし、術後ということもあり、「ごくごく軽いタッチで」とお願いしたのですが
施術者の方は、凝り固まった私の身体を気の毒に思ってくださったのでしょう、じょじょに力が入り、なんとかほぐそうとしてくれました。
しかしそれは、私にとって逆効果となるものです。
予想通り、発熱してしまい、激しい筋肉痛や体のゆがみを感じるほどでした。
その方法が悪いと言っているわけではないんです。私には、合わなかったというだけです。
思うようにほぐれない身体を差し出してしまったことに、かえって申し訳ない気持ちになりました。
後日、ご縁があって、理想ボディメイククリエイターR?の大塚洋子先生のもとを訪れ、施術を受けることになったんです。
私の身体は、優しいタッチの施術により、一瞬で心地良さに包まれました。
全身のめぐりがよくなっていくのを感じ、ポカポカと体の中から温まって、うっすらと汗ばんでさえいました。
触られているだけなのに、少しずつ体がほぐれてくるのがわかりましたし、重い腕も足も、とても軽くなるのがわかりました。
この施術は、私のように、病後の副作用に苦しんでいる方や、刺激に敏感な方に、ぜひ受けてもらいたい! 苦しむ方を少しでもラクにして差し上げたい!
そう強く思った瞬間です。
その後、理想ボディメイククリエイターR?の資格を取得し、こうしてサロンでサービスを提供することになりました。
心も身体も健康であることが、もちろん理想的です。
しかし、長く生きていればこそ、そうもいかない場合もあるでしょう。
子宮がんを患ったことがある、私のように。
それでも、私は少しでも健康に近づくことをあきらめたくありませんでした。
同じように苦しんでいる方に、この思いが届くことを願っています。
黒川結子